東北観光機構 11月と1月にオンライン教育旅行セミナー、震災・防災学習など紹介
東北6県プラス新潟県の自治体や、観光産業を中心とした経済界で構成する東北観光推進機構は11月20日と2021年1月21日の2日間、学校関係者や旅行会社、受け入れ事業者を対象に、「2020年度東北教育旅行セミナー」をオンラインで開催する。
全体セミナーで東北ならではの「震災・防災・減災プログラム」や「SDGs学習」ついて紹介するほか、受け入れ時のコロナ対応についても説明する。また、東北6県と新潟県の担当者が各30分ずつ各県の教育旅行プログラムを説明する。
11月20日は東北・新潟域内、21年1月21日は全国からの参加者を集う。参加登録はオンライン(https://register.gotowebinar.com/register/8014013010226977806)で受け付ける。参加は無料で、各回の定員は1000人。
コロナウイルス感染症拡大の影響で、全国の多くの学校が春に予定していた教育旅行を延期もしくは中止したが、東京など一部の都市を除き、感染拡大のペースが鈍化している9月以降は再開されつつある。
ただ、教育旅行先として人気の首都圏、関西、沖縄などは、当初から秋に予定していた学校の利用があり、春から秋に時期を変更した教育旅行の受け入れは難しい。
こうしたこともあり教育旅行の目的地として、東北への関心が高まっている。もともと東北エリアは東日本大震災の経験から、子ども向け、大人向けを問わず震災・防災・減災ツーリズムの受け入れ態勢が充実している。同機構でも数年来、教育旅行の誘致に力を入れてきた。
担当者は「今年上期だけで教育旅行のウェブサイトの閲覧が3倍以上増えました。相談も多くいただいています。東北エリア全体で感染症予防対策にしっかりと取り組み、安心・安全に来ていただける態勢を整えていますので、ぜひ、お越しいただければと思います」と話す。
機構の「まなび旅」(https://www.tohokukanko.jp/manabi/index.html)サイトには修学旅行モデルコース65件、震災学習・探求学習・SDGs108件(重複含む)が掲載されている。
- 日本離島センター 13年ぶりに「Shima-zu(シマーズ)」改訂版発刊(24/04/26)
- 千葉・マザー牧場 100万本のネモフィラが満開に、GW後半まで(24/04/26)
- 山梨県 富士山登山で新たに通行料2000円徴収へ、弾丸登山規制も(24/04/19)
- ジオパークで観光地域づくり―10周年で隠岐島会議 隠岐ジオパーク推進機構が開く(24/04/17)
- 島根・足立美術館 2023年度は約47万人が来館、大幅増もコロナ前の7割台(24/04/15)