八坂神社本殿が国宝に、重文に明治神宮など18の建造物
20/10/27
国の文化審議会は10月16日、八坂神社本殿(京都市)を国宝に、明治神宮(東京都渋谷区)など18の建造物を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申した。これにより国宝・重要文化財(建造物)は2523件になった。
新たに国宝に加わった八坂神社は疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社で平安時代に建立されたとされる。現在の本殿は1654年に再建された。
明治神宮は本殿、内拝殿など36棟の建築群が重要文化財となった。1920年の創建から今年で100年を迎えた。1945年に空襲で本殿などが消失したが、1958年に再建された。
そのほか重要文化財に指定されたのは犬吠埼灯台(千葉県銚子市)、旧中村家住宅(長野県塩尻市奈良井)、八勝館(名古屋市)など。
また、重要伝統的建造物群保存地区に、新たに高岡市吉久伝統的建造物群保存地区(富山県高岡市)、津山市城西地区(岡山県津山市)、矢掛町矢掛宿地区の3地区が選定された。全国で123地区となった。
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