スノ☆コミュ:渋滞と混雑のない年末の焼額山スキー場
年末、長野県の志賀高原スキー場を訪ねた。12月29日午前8時頃の関越自動車道下り線。渋滞で昼のうちに志賀高原にたどり着けそうになければ途中で降りて軽井沢プリンスホテルスキー場で滑ろうというプランBは、発動の必要がなかった。
練馬から高速に乗って鶴ヶ島から高坂まで事故渋滞が少しあったものの、その後は快調で、11時過ぎには志賀高原焼額山スキー場のゲレンデに立った。
焼額山スキー場の一番奥、第一ゴンドラは8人乗りの定員を半分の4人乗車に減らして運行していた。列はゲートの外にはみ出してはいなかった。
ゲート前にサーマルカメラがあって検温されているようだった。3日間、呼び止められている人は見なかった。
ゴンドラには空席待ち乗車の列が用意されていて、乗車人数が4人未満の場合は、係員が乗客に相乗りしてもいいかを確認してからゴンドラに乗るよう促していた。3日間、相乗りを断られたことはなかった。
ゲレンデ内はマスクの着用が推奨されていた。ネックウォーマーを引き上げ口と鼻を覆っている人が多かった。ゲレンデは空いていて人が滞留するのはゴンドラの乗降時だけだった。列ができているリフトはなかった。
ゴンドラ乗り場ではざっと見て9割以上の人が口と鼻を覆っていた。相乗りのゴンドラ内のマスク等着用率は100%だった。広くて空いているゲレンデでも、滑走中も口と鼻を覆っている人の方が多かった。
前シーズンはまれに見る小雪で12月29日の焼額山スキー場の積雪は山麓から山頂まで30センチだった。今年は山麓でも100センチあった。29日は晴れ、30日午後からは強めの雪だった。31日は焼額山スキー場の麓あたりで気温はマイナス10度と冷え込んだ。前日午後から雪も降り続いた。
ゲレンデは空いていて、午前9時半くらいのゴンドラからはまだ滑った跡のついていない深雪エリアが広がっているのが見えた。喜んで比較的中斜面の深雪に入ったら20メートルほどで板は埋もれ動けなくなった。
深雪の入口で様子を見ながら回避しているスキーヤーがいることに、動けなくなってから気づいた。雪は脚の膝の上まであって、「1本目からこれか」と思慮の足りなさに呆れた。板を前後に動かしたり、引き上げたりを繰り返し、なんとか脱出できた。羹に懲りて膾を吹くように、そのあとは滑った跡のない深雪は見送った。
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