立山黒部アルペンルート、開業50周年で50年前の「雪の大谷」再現 4月15日に全線開通/富山
今年もあとひと月強で富山県・立山黒部に観光シーズンがやってくる。山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が4月15日に全線開通する。例年同様、巨大な雪壁「雪の大谷」の出現で今シーズンが開幕するが、今年は全線開業50周年を記念して開業当初の雪の大谷を再現したメモリアルウォークを実施。今年だけの体験に参加して節目を祝いたい。
立山黒部アルペンルートは富山県立山町と長野県大町市間、全長約90キロにわたって北アルプスを貫く形で敷かれた山岳観光ルートの最大高低差は約2千メートル。冬季は閉鎖され、春の訪れと同時に開通、立山室堂平や大観峰、黒部ダムなど随所に様々な見どころが点在する。
「雪の大谷」は標高2450メートルの立山室堂平でこの時期に見られる巨大な雪壁。道路を除雪してできるもので、最大で約20メートルの雪壁が約500メートルにわたって両側にそびえる通路が出現する。
「完全再現!雪の大谷メモリアルウォーク」は6月22日まで。バスが通過する道路上に1車線のみの除雪区間を整備した開業当初の雪の大谷の姿を再現する。バスの車窓から50年前当時に見られた絶景が眺められる。歩行者専用通路からは雪の大谷からバスが現れる風景も。
4月13日までは雪の大谷の最高地点の高さを予想するキャンペーンへの応募も受け付け中。的中すると賞品が当たる。応募はhttps://www.alpen-route.com/enjoy_navi/snow_otani2021/#camp。
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