観光映像大賞トークイベント 作品自治体が成果発表、230万回再生も
第10回「観光映像大賞」ファイナリスト5作品の自治体関係者と、賞を主催するアカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル& アジア2021」(SSFF & ASIA2021)の代表を務める俳優、別所哲也さんによるオンライントークイベントが5月20日、ユーチューブで生配信された。
ファイナリストに残ったのは、〇泣きたいのに泣けない私(愛知県常滑市)〇ふるさとのにおい(佐賀県上峰町)〇突撃!南島原情報局【神回】(長崎県南島原市)〇見栄サミット#三重の観光PR動画(三重県)〇若狭の魅力を伝えたいけど予算がねえ(若狭湾エリア)の5作品。
冒頭、作品のポイントや狙いについて各出席者からは「アニメーション映画との連動で新規層の開拓を」(愛知県常滑市)、「しっかりとしたストーリーで共感を持たせ引きこみました」(佐賀県上峰町)、「天草四郎の町を知ってもらえる、奇をてらった企画に」(長崎県南島原市)、「サミットや各エリアの特色を自慢する『見栄』にかけた企画」(三重県)、「多くの言葉を盛り込めるラップ音楽を使用した」(若狭湾)などと紹介。
各作品ともユーチューブから数多く発信される映像の中でいかに埋もれず、印象に残すことができるかを試行錯誤し制作したかを説明した。
観光映像の効果については、作品の再生回数が上峰町230万回、常滑市と南島原市50万回、三重県13万5000回に上っていることが報告され、「ショートムービーの可能性を確信した」との意見が述べられていた。観光映像大賞のファイナリストにノミネートされたことで再生回数が増加したことも紹介された。
また、映像の評価基準として再生回数以外にも、「すごく好きになった」「初めて知った」といった作品や地域に対するコメントに手応えを感じているとのコメントもあった。
別所さんはコロナの観光事業への影響についても質問。各地域からはインバウンドがなくなり修学旅行生の受け入れができない状況や、町の行事がなくなり活気がなくなっていることが紹介された一方で、県内・近隣からの観光客が増えていることで、改めて地域の魅力を見直す機運が高まっていて、観光映像でも表現していく必要性が指摘されていた。
トークイベントは「SSFF & ASIA2021」のユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=7vP89JsCykM)で、ファイナリスト5作品は特設サイト(http://shortshorts.org/2021/ja/tourism/)で視聴できる。
観光映像大賞は6月16日に実施する映画祭「Branded Shorts 2021 」で発表される。
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