どこで見ようスーパームーンの皆既月食、スキー場で観賞会も
現在の新宿の上空は青空3割、薄い雲7割といったところか。予報通りに、このあとすっきりと晴れてくれるのだろうか。
今夜は皆既月食。地球と月との距離が最も接近するスーパームーンと皆既月食が重なるのは、24年ぶりだそうだ。18時44分頃から部分食が始まり、20時09分頃から20時28分頃までの約19分間、皆既月食の状態になる。淡く赤い色の満月を見るのが楽しみだ。
南東側が開けた近所の公園で見るつもりだが、灯りが少なく空気の澄んだ場所だったらもっといいだろう。
「日本一の星空の村」を自認する長野県阿智村では村内の「ヘブンスそのはら天空のスキー場」で「スーパームーン皆既月食イベント」が行われる。ゴンドラと普段は運行しないリフトを乗り継ぎ、標高1400メートルから皆既月食を観賞する。
ゴンドラの運行は17時45分から。展望台エリアは19時45-20時40分の間ライトダウンする。
参加費は大人3200円、子ども1600円で、チケット購入はオンラインのみ。阿智★昼神観光局によると100-200人ほどの参加が見込まれている。
ヘブンスそのはらでは年間を通して星空ツアーを実施し、コロナ前は年間11万人が参加している。ただ、通常、梅雨の時期の星空ツアーは休止。今年は皆既月食ということで特別にプランを企画した。
最も気になる天気はというと「予報では晴れですが、今は雲も多い状況」(阿智★昼神観光局)と少し心配の様子も。
同じく長野県茅野市の「車山高原SKYPARKスキー場」でも「車山高原スーパー皆既月食」と銘打ち、夜間にリフトを運行する。こちらの観測会場は標高1700メートル。
これまでにも星空観察ツアーを行ってきたが皆既月食観測は初めての企画。リフトの運行は18時45-21時まで。参加自由の星空講話も含めて料金は大人3000円、子ども1500円。これまでに120人の予約があり、さらに現地での申し込みも受け付ける。
同スキー場では「地元のお客様が中心です。平日にもかかわらず参加いただけることが嬉しいです」と話している。
こちらも天気予報は晴れ。夜間の気温は10度くらいまで下がる見込みで「防寒の準備もよろしくお願いします」(同スキー場)とのこと。
6月以降、毎週土曜日に星空観察でリフトの運行を予定している。
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