脳内トラベル台湾 東京の2書店にコーナー、旅行気分味わって
台湾関連の読書や台湾雑貨で次の台湾旅行への思いを高めてもらおうと8月16日から、東京の書店2店舗で「脳内トラベル台湾」イベントが始まった。9月15日まで。
台湾政府の外郭団体で台湾の文化コンテンツの産業化や国際化を進めるTAUCCA(タイカ、台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー)が主催するもので、イベントには都内の2つの書店、誠品生活日本橋(日本橋室町・室町テラス)、本屋B&B(世田谷区代田)が参加している。
両書店には脳内トラベル台湾コーナーを設け、今年になって翻訳された台湾作品を始め50作以上を品揃え。あわせて限定販売品を含め10以上のブランドの台湾雑貨を販売している。
初日の8月16日には誠品生活日本橋でイベント開始を記念するトークライブが行われ、台湾政府のオードリー・タン・デジタル担当大臣がオンラインで参加した。タン氏は「台湾コンテンツの独自性とはどのようなところにあるか」という質問に対して「他の文化を否定するのではなく、認め受け入れることの大切さを台湾の歴史、そして文化が教えてくれます。多様な文化やアイデンティティが台湾の中で融和し溶け込むことで、イノベーションや新しいコンテンツが生まれてくる。それこそが台湾文化の特徴だと思っている」などと答えていた。
イベントについてTAUCCAでは「『コロナ禍で自由を奪われた日常から抜け出す』をコンセプトに、台湾へ旅立つことができなくても本を読んだり、雑貨に触れたりすることで、台湾を巡り、人々と交流をしたかのような気分を味わってほしい」と来場を呼びかけている。
9月1日からは埼玉県所沢市の書店、ダ・ヴィンチストアでもイベントが始まる。
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