地域の未来のありたい姿 黒川温泉観光旅館協同組合、設立60周年で「2030年ビジョン」策定/熊本
21/08/17
黒川温泉観光旅館協同組合(熊本県南小国町)は今年、設立60周年を迎えたことから、このほど、未来の“ありたい姿”を表した「黒川温泉2030年ビジョン」を策定した。コロナ収束後を見据え、次の世代へ地域を健全に継承していくための理念などを定めている。
地域理念は「黒川温泉一旅館」。各旅館を“離れ部屋”、温泉内の小径を“わたり廊下”、自然景観は“宿の庭”として、温泉街全体を「一つの大きな旅館」と捉える。「旅館は個々で競いながら質を高める一方、旅館同士は手をとり知恵を出しあい温泉地全体の繁栄を志します」としている。
2030年ビジョンは「世界を癒す、日本里山の豊かさが循環する温泉地へ」。「里山の風土“人と自然の共生”をもとに旅館がもつ日本文化に根ざした時間と空間で世界中の人々をおもてなし、阿蘇くじゅうの豊かな地域資源を活用、循環させることで環境、経済、人々の幸福につながるサステナブルな温泉地を目指します」と定めている。
「黒川温泉2030年ビジョン」はhttps://www.kurokawaonsen.or.jp/vision2030/へ。
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