「見える化」で安心安全アピール 新潟県が大阪で商談会
新潟県観光協会大阪観光センターは11月30日、大阪市北区の大阪第一ホテルで、新潟県内市町村や観光協会、観光関連事業者と関西の旅行会社との商談会を開いた。100人が出席した。
冒頭、主催者を代表して新潟県観光協会の早福亮局長が「インバウンドはともかく、皆さんのおかげで国内旅行は着実に戻ってきています。皆さんのお力を得て新潟観光の発展に努めたい」とあいさつ。
続いて新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の「見える化」や新型コロナウイルス感染防止対策認証制度を進めていることなど、宿泊事業者などが取り組む対策について説明した。
また、旅行者の動向については1月の段階で37万人だった宿泊者数は7月で66万人となり、前月比で147%、前年同月比で122%アップしたことを伝えた。
次いで新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室の歌川千秋企画委員が「世界遺産登録を目指す『佐渡島の金山』について」説明。
歌川企画委員は、新潟県と佐渡市は2006年から佐渡金銀山の世界文化遺産登録を目指して共同で調査研究を行ってきたことを報告。伝統的な手工業で金銀生産の発展を示す鉱山遺跡と鉱山を支えた各時期の集落構造の変遷を見ることができるほか、佐渡の金が小判に製造され交易によって海外に流出し、国際貿易に大きな影響を与えたことなど、佐渡金銀山の世界遺産としての価値を訴えた。
このあと商談会が行われ、新潟からの参加者は熱心に旅行会社へ新潟の魅力をアピールした。
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