上野樹里さん、加古川市の観光大使に 「故郷を明るく楽しく」貢献に意欲/兵庫
兵庫県加古川市(岡田康裕市長)は12月21日、市出身の俳優、上野樹里さんを「加古川観光大使」に任命した。市が輩出した人気俳優の“凱旋”に地元は喜びに包まれ、今後の活躍に期待が高まる。
上野さんは中学生までを同市で過ごし、俳優として東京に進出。ドラマ・映画「のだめカンタービレ」や大河ドラマ「江―姫たちの戦国」の主人公を務めるなど活躍している。
市役所で委嘱式が開かれ、上野さんは「地元に貢献できることをうれしく思います。加古川を皆で盛り上げていけるよう楽しみながらやっていきたい」と抱負。岡田市長から委嘱状と加古川和牛、靴下など特産品を受け取り、終始笑顔だった。

委嘱状と巨大名刺を手渡された上野さん
(中央。左は岡田市長、右は大庫会長)
大使就任のきっかけは「SNS」だった。上野さんが自身のツイッターで地元加古川に関するつぶやきを始め、加古川観光協会のアカウントをフォロー。同協会がフォローバックし、ダイレクトメッセージを送ると、上野さんから直接電話があり、大使就任までスムーズに話が進んだという。
上野さんは「地元は気になっていたし、一度連絡してみようと。(SNSでのつながりに)今はそういう時代になったんだなと感じました」。
岡田市長は「受託の一報を受け、驚いた。市民へ最高のクリスマスプレゼントになるのではないか。大使就任で加古川を盛り上げていただきたい」。同協会の大庫隆夫会長も「うれしくてびっくりした。市の子どもたちに夢を与えてほしい」と興奮を隠せない様子。
上野さんは委嘱式前日から地元入りし、ゆかりのスポットや行きたい場所を事前に調べてから周遊したという。トークセッションでは地元の豊かな自然や名物「かつめし」などに触れ、「地元のおいしいものもいっぱいある。知られていないところもまだまだある」と魅力の発信に意欲。さらに「地元にご縁があることがうれしい。皆さんが明るく楽しく過ごせるようなイベントなどできることがあれば協力していきたいです」と市民にメッセージを送った。
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