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佐賀・長崎DC、観光客数26・8%増など一定の成果 実績を発表、経済効果は326億円と試算

23/03/31

2022年10―12月に展開された佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン(DC)の実績が3月22日、発表された。佐賀、長崎両県への期間中の観光客数は前年同期比26・8%増、255万人増と推計。経済効果も326億円と試算するなど一定の成果を残した。

佐賀・長崎DCは、佐賀、長崎両県や自治体、観光団体らでつくる佐賀、長崎デスティネーションキャンペーン実行委員会とJRグループが実施。「あなたの旅のコンパスをSとNへ 佐賀と長崎へ 出発進行!」をキャッチコピーに、両県全域で期間中、多彩なイベントや旅行商品の設定で、西九州新幹線開業で活気づく域内観光の一層の盛り上げを図った。

西九州新幹線かもめ

西九州新幹線の「かもめ」

期間中の観光客数の内訳は、佐賀県が同25・2%増、112万人増、長崎県が同28・2%増、142万人増。経済波及効果は佐賀県が108億円、長崎県が168億円。DCに加え、新幹線開業、コロナ禍からの行動制限の緩和、全国旅行支援の実施効果などを勘案して推計した。

JR九州管内発のJR利用旅行商品は期間中、主要旅行会社で専用商品を設定。コロナ前の19年度同期比22・3%増。関西や九州の旅行会社と地元が情報交換を行い、商品を造成。JR九州の送客プロモーションも同時展開したことで相乗効果を生み、好結果につながった。

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