グランプリは「大河ドラマ『どうする家康』×静岡県浜松市」、第14回ロケーションジャパン大賞
ロケ地情報誌「ロケーションジャパン」を発行する地域活性プランニングは2月15日、1年で最も地域を盛り上げた作品と地域を表彰する「第14回 ロケーションジャパン大賞」の授賞式を東京・渋谷の渋谷キューズ開いた。グランプリは「大河ドラマ『どうする家康』×静岡県浜松市」が受賞。映像を制作した監督や制作者、自治体らが連携しながら、旅とエンターテインメントで地域を後押しする。
ロケーションジャパン大賞は、2022年11月1日から23年10月31日までに公開、放送された映画、ドラマ、アニメ作品から選定されたノミネート33作品65地域の中から、グランプリ、準グランプリ、準グランプリ、部門賞(4 部門)、特別奨励賞の全7賞を選出。審査は、①2万人の一般投票による「支持率」②撮影隊へのサポートやロケ受け入れの体制等の「撮影サポート度」③地域の周遊を促す取り組みを表す「行楽度」④広告換算効果や観光客の増加率などの「地域の変化」―の4つを指標に、観光庁をはじめとした有識者が評価した。
受賞を契機として地域をもっと元気に
授賞式には、受賞作品関係者が参加。大河ドラマ「どうする家康」×静岡県浜松市でグランプリを受賞した浜松市の中野祐介市長は「ドラマに関連した官民での取り組みで、全国に浜松をPRできた。今後も引き続き本市の魅力発信に努め、地域をもっと元気にしていく」と今後の決意を述べた。制作統括の磯智昭氏は「大賞受賞に感激している。主演の松本潤さん始め、多くの出演者が舞台地・浜松を訪ね、その度にたくさんの元気をもらった。浜松まつりはドラマと市民がまさに一つになった瞬間だった。家康に家臣団がいたように、私たちには浜松の皆さんがいつも一緒だった」と喜びを表した。
準グランプリは、「ドラマ『VIVANT』×島根県」だった。島根県の丸山達也知事は、「本作品を通じ、島根の美しい景色や歴史・文化などの魅力を多くの方に知っていただく機会となった。今回の受賞を励みに、今後も地域一体となって、ゆかりの地としての島根の魅力を発信していく」と意気込んだ。VIVANTの原作・演出をおこなった福澤克雄氏は「島根との縁は04年のドラマ『砂の器』で、奥出雲を訪れた時から20年間続いている。今もなお守られている美しい日本の原風景を、ドラマ『VIVANT』を通じて、世界中の人に見てもらい、訪れてもらえるとうれしい」と話した。
受賞地域は次の通り。(受賞作品×地域)
グランプリ:大河ドラマ「どうする家康」×静岡県浜松市
準グランプリ:ドラマ「VIVANT」×島根県
部門賞 支持率部門:Netflixシリーズ「First Love 初恋」×北海道札幌市
部門賞 撮影サポート部門:映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」×岐阜県飛騨市
部門賞 行楽度部門:映画「春に散る」×大分県大分市
部門賞 地域の変化部門:連続テレビ小説「舞いあがれ!」×長崎県五島市
特別奨励賞:連続テレビ小説「あまちゃん」×岩手県久慈市
※詳細はロケーションジャパン4月号(3月15日発売)で掲載。
- 淡路島にインバウンド誘致 淡路島観光連盟、メディアに協力を呼びかけ/兵庫(24/11/29)
- 東商 12月4、5日に東京ビッグサイトで「ビジネスチャンスEXPO in TOKYO」(24/11/28)
- 地域の労働力不足を解消 9自治体とタイミー、連携自治体と事例交換会(24/11/28)
- 江戸街道の観光展 関東運輸局(24/11/28)
- チームラボプラネッツ 1・5倍に拡張、新作品追加し新エリアオープンへ(24/11/27)