関西客の2次交通強化/横手市が秋田空港―横手駅間に送迎車運行
秋田県横手市は7月18日から、秋田空港―JR横手駅間にオンデマンドの送迎車を運行する。大阪・伊丹便の発着に合わせた運行スケジュールを組み関西からの来訪者をメーンターゲットに、市が直接二次交通の強化に乗り出す。
事業は、横手市オンデマンド・空港送迎サービス「よこてWARP(ワープ)」。10人乗りの送迎車で、乗客定員は7人。利用は空路利用者が対象で、乗車時に航空券などを確認する。横手駅西口と秋田空港間を1日2往復し、午前の秋田空港発便は、利用者が希望すれば横手市内の秋田ふるさと村まで送る。横手駅―秋田空港間の所要時間は1時間10分で、利用料は一人300円。
利用は完全予約制で、利用日の60日前から4日前まで電話またはインターネットで受け付ける。7月1日から受付を始めた。7月18日から運行を開始し、2026年3月31日まで走る。
横手市では、毎年1月に大阪国際空港で市名物のかまくらをつくり誘客イベントを行うなど、関西からの誘客に力を入れてきた。ただ、横手市内と秋田空港間には秋田駅経由のリムジンバスは運行しているものの直行便がなく、25年の大阪・関西万博も視野に入れたインバウンドの誘致に向け秋田空港からの二次交通の整備が不可欠だった。期間中、1万人の利用者数と稼働率7割を目標としている。
なお、本事業では、国土交通省のガイドラインが許可や登録を必要としない無償運送について燃料費や高速道路料金などの実費請求を認めていることから、利用料を300円と設定。運転手と添乗員は市職員が務めるという。
問い合わせ、予約は横手市観光おもてなし課観光企画係TEL.0182―32―2118。HPはhttps://www.city.yokote.lg.jp/kanko/1001533/1011108/1011109.html。
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