琵琶湖八珍で魅力発信 滋賀県、東京でセミナー&試食会
24/09/27
サステナブルな地域づくりと、それを背景にしたグルメをアピールしようと滋賀県は「びわ湖の日」に当たる7月1日、東京・日本橋のアンテナショップここ滋賀でメディア関係者を対象にした「滋賀魅力発信セミナー&滋賀グルメ試食会」を開いた。
滋賀県は1980年7月1日、琵琶湖の水質保全を図ろうと全国に先駆け「琵琶湖条例」を制定し、窒素やりんの排出規制を開始。翌81年には7月1日を「びわ湖の日」に制定している。
県内の全小学校で琵琶湖についての環境教育が続けられているほか、毎年7月1日に行われる琵琶湖や周辺河川の清掃活動には10万人以上が参加する。また、農薬や化学肥料をできるだけ使用しない農業など、琵琶湖を水源とする環境保全型の農林水産業が発展している。そうした努力で、今も琵琶湖ならではの湖魚が食材として親しまれている。
琵琶湖には16種の固有種を含む約80種の魚介類が生息し、このうちビワマス、ゴリ、スジエビなど8種は「琵琶湖八珍」に選定されている。農産物では23年には地元を代表する近江米の新品種「きらみずき」が誕生している。
試食会では「琵琶湖の宝石」と称されうる天然ビワマスの刺身、近江牛の寿司、冷しゃぶ、長浜名物「鯖そうめん」、近江米きらみずきなどが振る舞われた。ここ滋賀では9月下旬までの期間限定で「飲み放題付き近江牛冷しゃぶプラン」8800円などを2階レストランで提供している。
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