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1月18、19日開催】将軍ロードで20年ぶりに神楽復活! 埼玉・川口で「川口神楽夜間公演」

25/01/16
埼玉川口・神楽観光利活用実行委員会は1月18、19日、地域の総鎮守である川口神社(埼玉県川口市)で20年ぶりに神楽殿での神楽を復活させた「川口神楽 夜間公演」を実施する。都心から30分の立地で神楽を企画を展開。首都部で不足する夜観光の起爆剤、都心から30分の好立地で伝統芸能の披露、後継者の発掘・育成、集客による継続化へとつなげる。
川口神楽夜間公演(埼玉県川口市)

川口神楽夜間公演(埼玉県川口市)

川口神社は平安時代の天慶年間(938~947年)に創建。神楽殿は1943年に建立され、20年前には神楽を披露していた。川口宿・日光御成道沿い(将軍ロード)にある錫杖寺は740年に開山し、徳川将軍が日光社参の御膳所(休憩場)であった。江⼾葛⻄囃⼦の流れをくむ「きり囃⼦」(川口無形民俗文化財)で江戸時代後期から伝わる神楽として領家地域で年に1度披露されている。
川口神社が舞台

川口神社が舞台

徳川家ゆかりの川口神社・神楽殿で神楽を披露

本事業は、観光庁が令和6年度に推進する「地域観光新発見事業」、国土交通省関東運輸局が広域関東(1都10県)の魅力を〝江戸街道〟という統一テーマでブランディングし、街道観光の推進を通して地域を活性化する取り組み「江戸街道プロジェクト」の一環として実施。徳川家ゆかりの神社の神楽殿で神楽を披露する。出演は、川口市指定無形民俗文化財にも指定されている領家囃子神楽保存会。2024年11月24日にはトライアル公演が行われている。 今回披露するのは、埼玉県川口市領家の総鎮守である稲荷神社と前耕地区の三十番神社の祭礼に奉納されている囃子と神楽。伝承では、江戸葛西囃子の流れをくむ「きり囃子」が江戸時代後期に伝えたものと言われている。神楽は、囃子の付属で、後世に神楽師より会得した「はやしかぐら」と呼称されるもので、大太鼓、小太鼓、笛、鉦で構成される五人囃子の演奏にあわせて、寿獅子、オカメ、ヒョットコ、恵比須、大黒などが舞い踊る。
オカメの舞い

オカメの舞い

開催日時は2025年1月18、19日。観覧料は、大人1人1,000円、子ども500円。会場は午後4時30分、開演は午後5時00分。所要時間は約1時間。予約は、名鉄観光サービスのホームぺージ(https://air.mwt.co.jp/tour/tourDetail?tourId=BZDB01KWG001)から。問い合わせは、名鉄観光サービス株式会社新宿支店(担当:伊藤)TEL03-3343-0631。公式ホームページ(https://kawaguchi-kagura.com/)。
パンフレット

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