北陸DC、主要温泉地の宿泊増など一定の成果 実績を発表
2024年10―12月に展開された北陸デスティネーションキャンペーン(DC)の実績が2月14日、発表された。富山、石川、福井の北陸3県への主要温泉地の宿泊は各県とも前年同期を上回る好結果に。石川県能登で地震や豪雨の被害があったものの一定の成果を残した。
北陸DCは北陸3県や自治体、観光団体らでつくる北陸デスティネーションキャンペーン実行委員会とJRグループが実施。「Japanese Beauty Hokuriku ~日本の美は、北陸にあり。~」をキャッチコピーに、全域で期間中、多彩なイベントや旅行商品の設定で、北陸新幹線敦賀延伸で活気づく域内観光の一層の盛り上げを図った。
期間中の主要温泉地・ホテルの宿泊者数は、富山県宇奈月温泉が前年同期比0・9%増の8万人、石川県加賀4温泉が同5・4%増の36万5千人、福井県あわら温泉が同6・5%増の14万2千人。能登の災害があり、北陸新幹線敦賀延伸開業で沸いた4―9月には及ばなかったが、まずまずの結果を残した。ただ、金沢市内の主要ホテルは災害の影響から同1・8%減の13万8千人にとどまった。
主要観光施設の入込は各県6カ所で調査し、ほぼ大半の施設が前年超え。富山県・立山黒部アルペンルートの同52・5%増、石川県・那谷寺の同37・0%増、福井県・一乗谷朝倉氏遺跡博物館の同58・5%増が目立った。
JR関連の利用は、北陸新幹線・上越妙高―糸魚川が同20%増。JR割引きっぷも同33%増の発売枚数となるなど好調だった。

福井・敦賀まで開業した北陸新幹線
3月1日からはJR西日本とJR東日本がタッグを組み、「北陸新幹線 長野~金沢開業10周年・金沢~敦賀開業1周年キャンペーン」をスタート。10―12月には北陸アフターDCを開き、勢いを持続させる。
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