８月の訪日客は18・２％増の80万３千人

日本政府観光局（ＪＮＴＯ）はこのほど、８月の出入国統計（推計値）をまとめた。訪日外客数は前年同月比18・２％増の80万３千人で、10カ月連続で前年を上回った。８月としても過去最高だった。

国別では中国、タイ、フランス、ドイツが８月としては過去最高となった。

訪日上位の国・地域別は、最大の訪日国である韓国が29・３％増の24万７千人。中国は57・６％増の17万２千人、台湾は１・２％増の11万３千人、香港は９・５％増の５万２千人、米国は４・４％減の５万６千人だった。

台湾では旅行や引越し、結婚式などが控えられる「鬼月」が今年は８月10日から９月７日まであった。昨年は８月20日から９月18日までで、昨年に比べて８月の鬼月が長かったことが減少につながった。

１－８月の累計は33・５％増の５８８万４千人。韓国と中国が約６割増、台湾と香港が約３割増、シンガポールとマレーシアが約４割増と大きく伸びている。

８月の出国日本人数は９・４％増の１６５万９千人で、６カ月連続で前年を上回った。
　１－８月の累計は10・５％増の１０９６万９千人。