JHT、クルーズの上陸観光に進出
11/01/25
中国人旅行客のインバウンド旅行企画を行うジャパン・ホリデー・トラベル(JHT、呉煜康社長)は今年から、クルーズ客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」(7万トン、900室・定員1800人)の日本での上陸観光ツアーのランド手配を行う。
これまでは自由指名制度で同業他社が取り組んでいたが、2011年からは指名制度となり、JHTが請け負うことになった。九州の一部の手配はCITSジャパンが取り組む。
レジェンド・オブ・ザ・シーズは11年、中国の上海・天津、韓国から日本へ47便寄港する予定。「中国人が喜ぶランド手配を行い、多くの人に関西の魅力を伝えたい」と呉社長は話し、関西以外にもやる気のある自治体と組んで上陸観光ツアーを誘致したいと呼びかけている。
また12年度からはテーマ性を持つツアーや瀬戸内海で新航路開設のアドバイザーとしてクルーズ事業に取り組みたい意向だ。
レジェンド・オブ・ザ・シーズは09年、福岡港に初めて寄港。10年にも多数日本の港をまわった。客船クルーズは寄港してから日本上陸の観光ツアーがオプションで行われるが、JHTでは中国と日本双方で営業を行っている強みを生かした新事業と捉えている。