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10年の訪日旅行者 26・8%増の861万人

2010年の訪日外国人旅行者は前年に比べ26・8%増の861万2千人だった。日本政府観光局(JNTO)が1月26日に記者会見を開き、出入国者数の速報値として発表した。出国日本人は7・7%増の1663万7千人で4年ぶりに前年を上回った。

訪日外客数は、世界規模の景気の回復や新型インフルエンザの影響などで6年ぶりに落ち込んだ前年の反動もあり、大阪万博のあった70年の40・4%増に次ぎ2番目に高い伸びとなった。

海外重点15市場すべてで前年を上回ったほか、中国、タイ、シンガポール、フランス、マレーシアでは過去最高を記録した。

国・地域別では訪日国1位の韓国が53・8%増、2位の中国が40・5%増と大幅に伸びた。韓国は過去最高だった07年の260万人には及ばなかったものの、前年の80万人減を取り戻す形で244万人まで回復した。

中国は141万3千人となり初めて台湾を抜き訪日国2位となった。個人旅行やクルーズ旅行が増えた。9月の尖閣諸島漁船衝突事件以降、訪日客は減少傾向が続いているものの、12月は3・1%減まで回復しており、影響は沈静化に向かっている。

台湾は23・8%増と大幅に伸びたが過去最高だった08年の139万人には及ばす、中国に抜かれ訪日国3位に下がった。
 
4位は香港で13・1%増の50万9千人、5位は米国で3・9%増の72万7千人だった。

このほか東南アジア市場が伸びている。タイは21・0%増で初めて20万人を超え21万5千人に、シンガポールは24・6%増の18万千人、マレーシアは27・9%増の11万5千人と好調だった。

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