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中国・大連市、訪日団体旅行の再開認める

中国・大連市旅游局は5月11日、日本への渡航自粛を解除し訪日団体旅行を再開すると発表した。3月11日の東日本大震災以降、発行を停止していた中国国民海外旅行団体名簿の発行を再開した。中国国家旅游局はすでに4月29日、日本への渡航自粛解除を公式サイトで明らかにしていた。

大連市の遼寧北方国際旅行社によると、震災後に停止していた団体名簿の発行を再開するよう市当局に要請し、11日までは「国家旅游局および遼寧省旅游局の指示を待っている」と回答されていた。4月中旬に香港と台湾が訪日旅行を再開し、4月29日には西安から初の訪日団体として40人が九州を訪問。5月2日にも北京から10人が訪日した。

遼寧北方国際旅行社では今後「積極的に訪日旅行の業務展開に務めたい」としている。

なお、中国国家旅游局は「日本は現在、宮城県、福島県、岩手県などの被災地は復旧、復興の段階にあるが、被災地を除く大部分では、ほぼ平城どおりの生活ができるなど、安定している」と自粛解除について説明。ただ、被災地に向かう中国人は慎重を期すよう注意を促しているほか、他地域を訪問する予定であっても、日本の関係当局が発表する情報や保険知識などに注意するよう呼びかけている。

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