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トップは福岡 じゃらんがアジア3地域の満足度調査

じゃらんリサーチセンターはこのほど、2008年5月―11年4月の3年間に韓国、台湾、中国から訪日旅行を経験した3千人の満足度を調べ発表した。総合満足度1位は福岡で、2位が大分(別府、湯布院)、3位が千葉(東京ディズニーランド・舞浜)だった。

調査は韓国、台湾、中国本土の訪日経験者20-59歳の男女1千人ずつ計3千人を対象に、「訪日旅行の訪問地満足度」について聞いた。「非常に満足」から「まったく満足していない」まで、4段階について質問し、非常に満足したとの回答率などから満足度を出した。調査結果を受け、同センターでは今後の受け地対応やPR戦略を検討する材料としたいとしている。

訪日旅行全般については、回答者の99.0%が「満足」とした。このうち「非常に満足した」のは44.3%だった。「非常に満足」の国別では中国60.3%、台湾42.2%、韓国29.1%の順だった。

テーマ別では「旅行地での飲食」の満足度(非常に満足した)が43.0%と最も高く、特に中国からの旅行者の59.5%が「非常に満足」と回答した。次いで「写真やビデオ撮影を楽しむ」37.6%、「宿泊施設の利用や滞在を楽しむ」32.4%の満足度が高い。

訪問地満足度で1位に選ばれた福岡は、韓国からの旅行者の満足度がたいへん高く、台湾からの旅行者の満足度も高かった。2位の大分(別府、湯布院)は韓国と中国からの旅行者の支持が高く、3位の千葉(東京ディズニーランド・舞浜)は各旅行者が押しなべて支持した。4位は箱根、5位は北海道(登別、札幌・定山渓、小樽、洞爺湖)で、以下、宮城(仙台、松島)、北陸(金沢・和倉温泉、富山、福井)、大阪、沖縄、愛知(名古屋)と続いた。

国別では、韓国旅行者の上位には総合3位までのほか札幌、大阪などまち歩きが楽しめるところが入った。台湾は、観光に重きを置くことから宮城(仙台)が1位で、2位に四国(愛媛)、京都が5位に。中国では大分、北海道の観光地に加えて富士山を中心とした箱根、静岡(浜松・浜名湖)などがベスト5にランクインしている。

テーマ別の訪問地満足度ベスト5は次の通り。

【グルメ(旅行地での飲食を楽しむ)】(1)福岡(2)千葉(東京ディズニーランド・舞浜)(3)東京(浅草、秋葉原、銀座、渋谷、新宿、お台場、その他)(4)宮城(仙台、松島)(5)兵庫(神戸・有馬、姫路)

【撮影スポット】(1)千葉(2)大分(3)横浜(4)京都(4)東京

【宿泊施設】(1)宮城(2)大分(3)北陸(4)箱根(5)北海道

【アクティビティ】(1)千葉(2)福岡(3)宮城(4)静岡(熱海、伊豆、浜松・浜名湖)(5)四国(高知、香川・高松、徳島、愛媛)

震災後の訪日旅行に対し、期待する内容は「旅行地での飲食」「宿泊施設の滞在」「旅行地での買い物」が上位に。日本の「宿泊施設の滞在」と「観光地でのおもてなし」が前回訪日時の期待ポイントよりアップした。

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