9月の訪日外客数、震災前10年比で8%減 累計はすでに11年計上回る
12/11/08
日本政府観光局(JNTO)がまとめた9月の出入国統計(推計値)によると、訪日外客数は前年同月比22.6%増の66万1千人だった。1―9月の累計では632万9千人で、すでに2011年の年計621万9千人を上回った。
しかし、震災前の10年同月比では8.0%減で、8月の3.3%減より減少幅が拡大。円高や放射能への懸念で回復が遅れる韓国などに加え、尖閣諸島問題に揺れる中国からの減少が響いた。
市場別ではタイ、マレーシア、ベトナム、インドが9月としては過去最高を記録。なかでもタイは4月から6カ月連続で過去最高を更新している。中国、香港、台湾は9月としては過去最高に次ぐ多さだった。
9月の出国日本人数は前年同月比0.7%減の162万5千人だった。