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道路案内標識を訪日客にもわかりやすく 国交省、全国観光地で改善

国土交通省は、観光立国実現に向け、観光地の道路案内標識の英語表記を訪日観光客にとって理解しやすい表記に改善する。9月11日に改善方針案を発表したもので、2020年の東京五輪開催に向け一層の増加が見込まれる訪日客の受入態勢を整備していく。

国交省ではすでに国会周辺で着手しており、それを全国の訪日客誘致の拠点となる観光地に拡大する形。観光庁が選んだ「訪日外国人旅行者の受入環境整備事業」における戦略拠点、地方拠点が対象で、戦略拠点は東京スカイツリーがある押上・業平橋や富士河口湖・笛吹、京都など18地域、地方拠点は平泉、鎌倉、長崎など31地域で実施する。拠点以外の地域でも訪日客誘致へ高い意欲を持つ地域でも取り組める。

改善する表記は統一基準を設定。これまでは「通り」が「dori」など日本語をローマ字表記にすることが多く、訪日客にとって理解しにくいものだったが、通りは「Ave.」「st.」、駅は「sta.」、記念館は「museum」になるなど英語に即した表記に変更する。

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