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訪日客に"リアル"な情報提供-ぐるなび情報ラウンジの取り組み(1)

大阪のまち中で外国人を目にする機会が圧倒的に増えた。地下鉄で見かけるキャスター付きバッグをひく家族連れの10組中ほぼ8、9組はアジア系。肌寒い日でも半そで姿でかっ歩する白人も多い。今年1月から、JNTO認定外国人観光案内所(ビジットジャパン案内所)として営業を始めた「ぐるなび情報ラウンジ」のコンシェルジュ村田彰子さんに話を聞いた。

コンシェルジュ・村田彰子さんに聞く

ぐるなび情報ラウンジのあるグランフロント大阪うめきた広場。JR大阪駅に直結し、大阪キタの新名所グランフロント大阪が目の前という好立地。昨年4月、日本最大級の飲食店情報サイト「ぐるなび」が初めて設置したリアル店舗として、大阪市内の飲食店を中心にした情報をコンシェルジュが提供してきた。案内は無料で、これまでにも買い物客らが多数訪れている。

ぐるなび情報ラウンジ

Jグランフロント大阪が目の前の
ぐるなび情報ラウンジ

ビジットジャパン案内所には昨年12月に日本政府観光局(JNTO)に認定された。1月から本格的に運用を始め、英語が堪能なスタッフや中国人スタッフなど5人のコンシェルジュが活躍している。

その1人、村田さんは「訪日されたお客様に日本の食を楽しんでいただくための情報サービスの提供は全社的な取り組みです。まだまだ認知不足でお越しいただく外国人の方は多くはないですが、短期間でもニーズはあると手応えを感じています」と話す。

案内所業務スタートから4カ月、当初は台湾やタイ、インドネシアなどアジア客が多かった。暖かくなるにつれてオーストラリアやアメリカ、ドイツなど欧米系が増えてきた。「お問い合わせで多いのは、梅田スカイビルです。黒門市場もよく聞かれます」。ホテルへのシャトルバスの乗り場、地図の要望も多いという。

訪日客に"リアル"な情報提供-ぐるなび情報ラウンジの取り組み(2)に続く

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