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東南アジア3カ国のビザ発給要件緩和 外務省

外務省は9月30日、インドネシア、フィリピン、ベトナムの東南アジア3カ国向けのビザ発給要件を大幅に緩和した。

6月の観光立国推進閣僚会議で発表されていたもので、訪日客2千万人の目標達成に向けての措置。すでに昨年、ビザを緩和したタイやマレーシアからは訪日客が大幅に増加しており、即効性のある施策として期待がかかる。

発給要件の緩和は、日本への渡航歴の有無や、日本以外のG7諸国に複数回渡航経験があるなどの条件を満たせば、預金関連書類の提出が免除となる。有職者でなくても十分な経済力を有するならシニア層など退職者も申請できるほか、3カ国以外の国の居住者は居住地を管轄する在外公館でも申請可能となった。

数次ビザの有効期間もこれまでの最長3年間から5年間に延長。滞在期間は3カ国とも15日間か30日間が選択可能に。

今後は11月中をメドに3カ国に対し指定旅行会社のパッケージツアー参加者の一次観光ビザの申請手続きを簡素化。インドネシアについては12月1日から、IC旅券を在外公館で事前登録すればビザが免除されるようになる予定。

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