単月170万人台達成 4月の訪日外客数
15/05/27
日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、4月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比43.3%増の176万4千人だった。50万人以上の大幅増で、3カ月連続の単月過去最高更新となった。
単月での170万人台はもちろん初。昨年4―6月期の総数338万人の5割超ということからも、その多さがわかる。
好調の要因についてJNTOは、継続的に行ってきた誘客活動が各市場での訪日気運醸成につながってきたと指摘。これとイースター、清明節といった各市場での休暇や新規就航路線の開設が連動したとしている。
主要市場のうちロシア、スペインを除く18市場が4月単月の過去最高を記録。中国、台湾、香港、タイ、フィリピン、ベトナム、米国、カナダ、英国、フランスが単月の過去最高となった。
中国は同113.0%増の40万6千人と強烈な伸び。全市場を通じて初の単月40万人突破となった。韓国は同57.0%増の30万5千人、台湾は同29.9%増の33万5千人、香港は同50.7%増の12万人。東アジア市場は昨今の航空便の拡大が追い風になっている。
JNTOでは5月は春夏の狭間ながら好調が続くと予測している。