50%増の164万2千人で好調継続 5月の訪日外客数
15/06/24
日本政府観光局(JNTO)によると、5月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比49.6%増の164万2千人だった。例年桜シーズンと夏休みの狭間で伸び率が鈍化する月だったが、今年は好調を維持した。
5月単月の過去最高だった昨年を54万5千人上回り、通年の単月としても4月に記録した176万5千人に次ぐ史上2位の記録となった。
好調の要因についてJNTOは、継続的に行ってきた誘客活動や円安傾向、航空路線の拡大に加え、査証免除や消費税免税制度の拡充など政策面での取り組みが奏功したとしている。
主要市場のうち英国、ロシアを除く18市場が5月単月の過去最高となり、なかでも台湾、香港、インドは単月の過去最高を記録した。特に東アジア各市場の伸びが著しく、中国は同133.6%増の38万7千人、韓国は同61.5%増の31万5千人、香港は同70.3%増の12万1千人と強烈な伸びで、台湾を加えた4市場で5月の訪日外客数全体の7割超を占めている。