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訪日外客数、上半期は46%の914万人 6月も好調

日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、6月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比51.8%増の160万2千人だった。6月単月の過去最高だった昨年を54万7千人上回り、好調を維持した。

JNTOは、夏休みシーズンの到来と継続的に行ってきた誘客活動に加え、円安傾向、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港、査証免除、消費税免税制度の拡充といった近月の好調要因が継続しているとの見方を示した。

主要市場のうち英国やロシアを除く17市場が6月単月の過去最高、なかでも中国、米国、台湾、香港、インドは単月の過去最高を記録した。

今月も中国の伸びは著しく、同167.2%増の46万2千人。これは全市場を通じての単月過去最高となる。韓国はMERSの影響で同21.2%増と伸び率が鈍化したが、それでも25万2千人は6月単月の記録を更新した。米国は同16.2%増の10万2千人で、欧米豪市場で初めて単月10万人を突破した。

JNTOでは7月は年間で最も訪日客数が多い月であり、クルーズ船寄港や山口市でボーイスカウトの世界大会があるなど上乗せ要因が多いことから一層の増加が見込めると予測している。

これで1―6月までの上半期が終了。累計は同46.0%増の914満員となり、7月中の1千万人超えは確実視される。14年と比べると約288万人の増加で、年間1500万人が現実味を帯びてきた。

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