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訪日客2千万人ペース到達 8月は64%増

日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比63.8%増の181万7千人だった。これで今年の累計は1287万5千人となり、昨年の記録への到達も間近となった。

8月単月の過去最高だった昨年を70万8千人上回る大幅な伸び。JNTOはその要因として、夏休みシーズンへの誘客活動が奏功したことに加え、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港、MERSによる韓国からの旅行控えの解消などを挙げている。

市場別では中国、韓国、イタリア、スペインが単月としての過去最高を記録。台湾や香港、タイ、米国、フランスなど13市場が8月単月の過去最高となった。

中国の伸びは今月も著しく、同133.1%増の59万1千人で2カ月連続の50万人台突破となり、全市場を通じての単月過去最高も更新した。累計でも同117.0%の334万7千人となった。好調はショッピング人気や夏休みの訪日家族旅行需要、航空路線の新規就航、クルーズ船の寄港数増加などが要因とされる。

韓国はMERS解消の反動もあり、同55.5%増の39万1千人。香港は同88.8%増の14万1千人と好調だった。

JNTOでは、9月は韓国やマレーシアなどアジアで休日が多く、10月は中国で国慶節もあることから引き続き訪日プロモーションを展開し需要を取り込んでいく。

1―8月までの累計は同49.1%増。このペースでいけば今年の年間累計はほぼ2千万人となる。

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