15年の訪日客は１９７４万人　47．１％増で過去最多

日本政府観光局（ＪＮＴＯ）は１月19日、２０１５年の訪日外国人客数（推計値）が前年比47．１％増の１９７３万７千人と発表した。14年を６００万人上回る大幅増で過去最高、伸び率も統計開始の１９６４年以降で最高と記録づくめだった。

15年はほぼ１年を通して前年同月比40％超を記録し爆買いに代表されるように、日本経済への存在感を示す年になった。市場別では主要 20 市場のうちロシアを除く19市場が過去最高。中国は同１０７．３％増の４９９万４千人と倍増し最大の訪日国に。２位は韓国で同45．３％増の４００万２千人、台湾は３位で同29．９％増の３６７万７千人。アジアの存在感が一層高まった。

15年は、ＪＴＢの旅行動向見込みで２３５０万人が予測されるなど２千万人はもはや通過点。国としても訪日誘客策の強化に加え、受入体制のさらなる整備で続伸を目指す。

◇

12月の訪日外国人客数（推計値）は同43．４％増の１７７万３千人。これまでの12月単月の過去最高だった14年を53万７千人上回った。