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15年訪日客旅行消費額、初の3兆円突破 買い物代が4割占める

観光庁が1月19日に発表した2015年の訪日外国人旅行者の消費動向調査の年間値(速報)は、訪日外国人旅行消費の総額は前年比71.5%増の3兆4771億円で初めて3兆円を突破した。1人あたりの旅行消費額も同16.5%増の17万6168円で過去最高を記録。訪日客が日本にもたらす経済効果は増加の一途をたどっている。

大幅な増加は、訪日客が1973万人にまで増加したことに比例。加えて中国人客の爆買いに代表されるようにショッピングが訪日観光に大きな割合を占めることを示している。総額は前年と比べて1兆4千億円超も増加。国の成長分野としてインバウンドへの注目も一層高まった。

国別では1位が中国の1兆4174億円。全体の40.8%を占め、訪日市場における存在感は飛躍的に大きくなった。2位が台湾の5207億円、3位が韓国の3008億円。

旅行消費額を費目別にみると、買い物代1兆4539億円がトップ。全体の41.8%を占め、その割合は年々増加している。買い物代を国別にみると中国が突出して高く、台湾、香港と続き、アジア圏客はショッピングツーリズムが定番となっている。次いで、宿泊費8974億円、飲食費6420億円、交通費3678億円、娯楽サービス費1058億円。

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