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単月初の200万人超え 3月の訪日外客数は32%増

日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、3月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比31.7%増の201万人だった。単月で初めて200万人台を突破した。

これまでの過去最高だった2015年7月の191万8千人を約10万人上回り、単月としての過去最高を更新。1―3月の累計は575万3千人となり、前年同期比39.3%増と好調を維持している。

JNTOは200万人超えを果たした要因として、桜シーズンの需要の高まりや、今年はイースター休暇が3月だったことで欧米やアジア市場から旅行需要が増加したことを挙げている。

市場別では、香港、フィリピン、米国、カナダ、英国、ドイツが単月として過去最高、ロシアを除くそのほかの13市場が3月単月の最高を更新。

中国は同47.3%増の49万8千人と伸び幅が回復し、2月の韓国に続く今年累計100万人突破となった。韓国は同39.5%増の37万4千人。そのほかではシンガポールやフィリピン、豪州が同40%超の増加となった。

JNTOでは、4月は引き続き桜シーズンや、中華圏やタイの連休、クルーズ船の寄港で訪日客増を見込んでいるが、4月14日以降続く熊本地震の影響が懸念され、今後注視していくとしている。

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