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4%増の9679億円 1―3月の訪日客旅行消費

観光庁が発表した1―3月期の訪日外国人旅行者の消費動向調査結果(速報)によると、訪日外国人全体の旅行消費額は前年同期比4.0%増の9679億円だった。韓国やタイ、米国などの消費額アップが全体を押し上げ、2期連続の増加となった。

ただ、訪日外国人の日本国内での1人あたりの旅行支出は、同8.5%減の14万8066円。1人あたり最多支出国のスペインは同18.5%増となったが、2位のオーストラリア、3位の中国をはじめ多くの国・地域が前年を割り込んだ。なかでも全体の消費額の4割弱を占める中国の同14.9%減となったのが響いた。

国・地域別の旅行消費額は、1位が中国の3718億円、2位が台湾の1334億円、3位が韓国の1180億円。以下、香港、米国、タイと続き、上位5カ国で全体の77.4%を占める。タイの同25.6%増、米国の同20.9%増、韓国の同19.1%増などが目立つ。

費目別では、買い物代38.7%、宿泊料金26.3%、飲食費19.8%の順。前年同期比では買い物代が縮小、宿泊料金や飲食費、交通費の構成比が拡大した。国・地域別の費目別消費額では中国の買い物代が減少したとはいえ1977億円と突出。1人あたりの費目別支出では、宿泊費がオーストラリアは9万4千円、スペインが8万7千円など欧米豪で高い傾向がみられる。

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