Taxi Tripで外客モニターツアー 長野県地域振興局と第一交通
長野地域振興局は、果物狩りを組み入れた外国人向けのモニター観光タクシーを9月21-12月8日まで実施する。
局では今年から農商工観連携の果物を軸とする地域活性化「ながの果物語り」プロジェクトを開始。このうち観光分野では、果物を活用した外国人旅行者の誘客事業に取り組んでいる。
モニター観光タクシーは、第一交通軽井沢営業所が「Taxi Trip」として実施している7プランの1つ。第一交通グループでは、外国人観光客を対象にした観光旅行Taxi Tripを全国で展開していて、同営業所では3時間から6時間の7つのTaxi Tripを行っている。
軽井沢の先にある信州観光を体験していほしい
モニターツアーとして催行するのは、長野地域振興局と同営業所が共同で企画した「善光寺と果物王国を訪ねて」6時間コース。軽井沢発着のワンデーツアーで善光寺見学、昼食(信州そば等)、果物狩りがコースに含まれている。
果物狩りは季節ごとに、あんず、ぶどう、りんごと変わる。モニターツアー期間の9月下旬から10月下旬は県産品のナガノパープルなどのぶどう狩り、9月下旬から12月上旬はシナノスイートやふじなど、りんご狩りに変わる。
期間中は、中型車(4人乗車)5台、大型車(9人乗車)2台を用意する。タクシーには、コールセンターによる10カ国語通訳、タブレット端末による外国語観光ガイド、室内 WiFi を備える。
モニターツアーは外国人旅行者が対象で、料金は、通常、中型車タクシー1台41550円が20700円、ジャンボタクシー58950円が29400円。高速道路通行料、駐車料、拝観料、フルーツ狩り入園料等は別途必要だが、半額程度と割安。
支払いは、クレジットカード、QR コード決済にも対応する。
参加希望者は前日までに第一交通軽井沢営業所のウェブサイトやコールセンターで申し込む。朝9時に観光タクシーが軽井沢町の宿泊施設まで迎えに来てくれる。ツアー後はアンケートへの協力をお願いし、利用者ニーズを把握する。
長野地域振興局の成沢弘治さんは、「軽井沢までは多くの外国人旅行者が来ていますが、軽井沢観光だけで帰ってしまいます。少し足を伸ばすと善光寺があり、信州のおいしい果物があります。モニターツアーで是非、体験してほしい」と参加を呼びかけている。
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