2019年の外客旅行消費 6・5%増の4兆8113億円と過去最高
20/01/20
観光庁は1月17日、2019年(1-12月)の訪日外国人旅行者の消費額が7年連続で前年を上回り、6・5%増の4兆8113億円と過去最高を更新したと発表した。
19年は韓国からの訪日客が年間で約200万人減ったものの、旅行消費額は前年を上回った。ただ、政府は20年までに訪日客数4000万人、訪日客による旅行消費額8兆円とする目標を掲げるが、いずれも達成は難しい。
訪日市場トップの中国は、旅行消費額が14・7%増の1兆7718億円と伸び、訪日外客による旅行消費額総額の36・8%を占めた。
一方、日韓関係の悪化により8月以降、訪日客が激減している韓国は、旅行消費額も28・4%減の4209億円と大幅に減り、台湾の5506億円(5・4%減)を下回った。
訪日客1人当たりの旅行支出は平均15万8千円(3・5%増)だった。

ラグビー観戦者は旅行中支出も多かった
国・地域別で1人当たりの旅行消費額が多いのは、オーストラリア24万9千円(2・9%増)、英国24万2千円(9・3%増)、フランス23万8千円(10・1%増)が上位3カ国だった。
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