2月の訪日客 前年比152万人の減少、中国は9割減の8万7千人
20/03/23
日本政府観光局は3月19日、2月の訪日外客数が前年比58・3%減の108万5千人だったと発表した。5カ月連続で前年を下回った。
コロナウイルスの世界的な感染拡大で、昨年に比べ152万人減少した。
国別では、訪日国トップの中国が前年比で約9割減(87・9%減)の8万7200人と激減した。中国政府は1月27日に団体旅行の販売中止を通達したほか、日中間を結ぶ多くの航空便が運航を休止している。
訪日国第2位の韓国は、約8割減(79・9%減)の14万3900人。日韓情勢に改善が見られないことに加え、コロナウイルスの影響で減少幅は拡大した。
台湾は44・9%減の22万400人だった。2月の訪日客数は台湾が最も多かった。
出国日本人数は5年ぶりに2桁の減少
一方、2月の出国日本人数は14・2%減の131万6800人で、2カ月連続で前年を下回った。二ケタ減となるのは2015年2月以来、5年ぶり。
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