「安全判断できたら行きたい」アジアは訪日旅行意欲旺盛 「FUN! JAPAN」がコロナの影響調査
アジア向け日本紹介サイト「FUN! JAPAN」を運営するFUN JAPAN Communicationsは、アジア9カ国(台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インド・韓国・中国)のサイト向けユーザーを対象に行った、新型コロナウイルスによる訪日旅行への影響に関する調査結果をまとめた。大半の国のユーザーがコロナ収束後、安全と判断できたなら訪日旅行したいと考えており、訪日需要の衰えは抑えられているようだ。
「新型コロナの影響がなくなったと判断する情報源」については、「日本情報発信サイト」が台湾60%、インドネシア71%など多くの国で過半数を占めた。「日本政府」や「WHO(世界保健機関)」が続き、「知人・友人・家族の意見」は10―40%代と低め。政府を含め日本からの正確な情報発信が需要回復に求められることを示す結果といえる。
「日本に旅行するタイミング」は、インドの100%をはじめ韓国と中国以外は約9割以上が「安全であると判断できれば」という高い意欲を示した。中国は66%、韓国は38%にとどまった。
具体的に「安全であると判断してからいつごろ日本に行きたいか」を訪ねると、最も早い時期を示したのは香港。1カ月以内が8%、 1―3カ月以内が33%で、半年以内では約7割が訪日への意欲を持つ。ただ、国によりばらつきがあり、1年以上先や「期間ではなく季節に合わせて訪日したい」という回答も多い。「日本に旅行するタイミング」でやや低めだった中国はこの質問では半年以内が約6割と、旅行意欲の高い人は早期の訪日を考えているようだ。
また、「期間ではなく季節に合わせて訪日したい」と回答した人の訪日を希望する季節は、台湾と香港では「秋」、それ以外の国は「春」が最多だった。
同社では、この結果から「夏にコロナが収束したとしても、訪日旅行の需要が回復するのは早くて秋以降」との見解を示している。
調査概要は4月10―27日に、アジア9カ国の10―60代男女にオンラインアンケートで実施。回答数は2425件。
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