ドバイ 7月7日から日本含む外国人渡航者の受け入れ再開
アラブ首長国連邦のドバイ首長国は7月7日、PCR検査の陰性証明書の提出などを条件に、外国人渡航者の受け入れを再開した。
入国の際には、96時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提出か、ドバイ空港到着時にPCR検査を行う。結果が陽性の場合は、施設で14日間の隔離が求められる。その他、有効な海外旅行保険の加入、健康申告書の提出、行動追跡アプリの登録が必須となる。
エミレーツ航空が7月から世界52都市への運航を再開していて、それらの都市からの外国人旅行者の受け入れが想定される。
日本便は7月7日に、関西国際空港-ドバイ間で運航を再開した。関空から週4便、成田国際空港から週3便運航する。
渡航者の受け入れ再開にあたり、ドバイ政府観光・商務局が、ドバイの最新現地情報をレポートしている。
それによると、ドバイの商業施設や航空会社は、衛生対策を強化し、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)から、旅先として衛生的で安全なデスティネーションであることを示す「安全な旅」認証を受けている。
また、ホテルでは衛生基準に関して、世界最高水準の認証を受けるホテルが増えている。チェックアウト後の客室を3日間使用しないことや、公用スペースは1日1-3回消毒することなどを基準にしているという。
街中では家族向けのエンターテインメント、アトラクション、展望台、公共交通機関、公園、ビーチ、ショッピングモール、レストラン、カフェなども営業している。
具体的なイメージをつかんでもらおうと、ホテルやビーチで安全を確保しながら、リラックスして過ごす様子をユーチューブで配信している。
ただ、実際に日本からドバイに渡航するにはハードルがある。日本政府は全世界を、海外危険情報レベル2の対象とし、「不要不急の渡航は止めてください」と求めている。また、ドバイを含む129カ国を、感染症危険レベル3に指定し、渡航中止を勧告している。
ドバイ政府観光・商務局でも、「今すぐに観光でドバイを訪れてもらうのは難しい状況ですが、渡航制限が緩和されたときには、国をあげて観光客の受け入れ準備に取り組んでいるドバイを渡航先に選んでほしいと思っています」と話している。
2019年にドバイを訪れた日本人旅行者数は、前年に比べ7・4%増で、過去最高の11万2624人だった。全世界からは1673万人がドバイを訪れた。
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