8兆1395億円―急増し過去最高を記録 24年の訪日外国人客消費額
25/01/22
観光庁は1月15日、2024年の訪日外国人旅行消費額が8兆1395億円だったと発表した。前年比では53・4%増、19年比では69・1%増で過去最高を更新した。前年初めて5兆円を突破していたが、1年で3兆円近くも急増した。
国・地域別では中国1兆7335億円が最も多く、続く台湾も1兆円超え。韓国、米国、香港と続く。これら上位5カ国で全体の旅行消費額の65・7%を占めた。
費目別では宿泊費33・6%、買い物代29・5%、飲食費21・5%の順で前年同様。前年から買い物代が増加したが、19年と比べると宿泊費の構成比が増加している。
1人あたりの旅行消費額は前年比6・8%増、19年比43・3%増の22万7千円で、こちらも過去最高。国・地域別の消費額は英国の38万3千円が1位で、僅差でオーストラリア、スペインが続いた。
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2024年10―12月期の訪日外国人旅行消費額(1次速報)は前年同期比37・3%増の2兆3108億円。19年同期からは90・5%増と倍増した。
国・地域別では中国4373億円を筆頭に、台湾、米国、韓国、香港と続く。
費目別では宿泊費35・0%、買い物代28・9%、飲食費20・8%の順。
1人あたりの旅行消費額は23万7千円。国・地域別の消費額は英国、オーストラリア、スペインの順。

観光はいよいよ日本の基幹産業に
(写真は東京・浅草寺)
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