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「困ったことはなかった」5割超も「ごみ箱が少ない」 観光庁が訪日外国人旅行者の受入環境調査

観光庁は4月18日、訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施、結果をまとめた。回答した訪日外国人旅行者の5割超が旅行中に「困ったことはなかった」と回答。前回調査から大幅増となり、国を挙げて進めてきた快適な旅行環境の整備の成果が着実に出ているようだ。

調査は、訪日外国人旅行者の旅行環境の整備に対する施策に反映させようと継続的に調査している。今回は2024年12月―25年1月、新千歳、成田、羽田、関空、福岡の各空港で調査を行い、4189件の回答を得た。

旅行中に困ったことなどについてアンケート調査し、「困ったことはなかった」との回答は51・1%で過半数超え。前回の前年度調査から21・4ポイントの急増となった。

困ったことは、前回調査に引き続き「ごみ箱の少なさ」が21・9%でトップ。「施設などのスタッフとのコミュニケーション」が続くが、トップ2は前回調査から7―8ポイント改善傾向している。3位は「観光地や地域の混雑」。

「ごみ箱の少なさ」について、困った場所は「観光スポット」「観光スポットに向かう過程」が多く、その結果「ごみを捨てることを諦め、持ち帰った」が都市部・地方部とも70%以上を占めた。

施設などのスタッフとのコミュニケーションで困った場所は「飲食店」で、都市部と地方部いずれも50%程度と都市と地方で大きな違いはない。

観光地や地域の混雑は「観光スポット、観光案内所」の回答が多く、都市部では62%、地方部では42%。困った要因は「混雑や渋滞などの情報が発信されていない・情報量が不足」だった。

インバウンド

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(写真はイメージ)

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