今年の海旅は1720万人 日本交通公社が予測を上方修正
10/09/15
財団法人日本交通公社は先ごろ開いた夏恒例の海外旅行動向シンポジウムで、2010年の海外旅行者数を09年比で9.4%増の1720万人とする予測を発表した。
同公社では毎年年末までに翌年の海外旅行者数と訪日外客数を予測しており、09年12月に10年の海外旅行者数を1660万人と予測していた。世界経済が回復基調にあり10年1月以降、男性を中心にビジネス渡航が回復していることなどから上方修正した。
今後5―10年の海外旅行者数の推移についても予測し、(1)若年層の下げ止まり(2)シニア層の着実な伸び(3)航空座席の拡大(4)LCCの路線拡大―などから、「上昇軌道」との見方を示した。