楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

高槻、河内長野、丹波を選定 近畿観光まちづくりアドバイザリー会議・コンサル事業

10/09/30

国土交通省近畿運輸局は8月31日、近畿観光まちづくりアドバイザリー会議(吉兼秀夫座長=阪南大学教授)を開き、2010年度の観光まちづくりコンサルティング事業に大阪府高槻市と河内長野市、兵庫県丹波市の3カ所を選んだ。

事業は、旅行商品化を見据えた観光まちづくりに取り組む地域を旅行会社や運輸機関などで組織する同会議が支援する。メンバーが現地を訪れ、観光資源を視察するほか地元関係者と意見を交わして提言書をまとめる。近畿では、独自の取り組みとして観光商品パンフレットを作成している。

会議では、3市の観光行政担当者が現状や課題、まちの魅力について訴えた。

高槻市は、市北部の山間地域で取り組むグリーンツーリズムや、市街地に来春オープンする古代歴史博物館を紹介。特に後者については、継体大王墓と伝わる今城塚古墳と絡めて古代史ファンを誘致したいとした。

河内長野市は、ベッドタウンとしての人口増を前提としてきたまちづくりが転換期を迎えたことを強調し、市内に点在する文化財などを生かして観光力を高めたいとアピールした。

丹波市は合併後に市域が広がり、丹波竜の発掘で一躍全国区になった恐竜などがあるものの、他資源とどう組み合わせていくかが課題とし協力を要請した。

審議の結果、3市とも重点支援地域として11月に現地を訪れることを決め、吉兼座長は「戦略的に観光まちづくりの突破口となるよう視察ポイントを絞ってほしい」と3市に注文した。

購読申し込み
地旅
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ