楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「観光学」の深化図る ものがたり観光行動学会、初総会で方針確認

10/10/21

ものがたり観光行動学会(白幡洋三郎会長=国際日本文化研究センター教授)の第1回総会がこのほど、大阪・天満の老舗料亭「相生楼」で開かれた。会則などを決めたほか、今後の活動について話し合った。36人が出席した。

はじめに、白幡会長は「楽しい観光を共有する場としての役割など、学会の方向性を定めましょう」とあいさつ。そのまま議長に就き、議事を進めた。

事務局から報告のあった今年9月1日現在の会員数は77人(正会員と学生会員74、賛助会員3)。日本学術会議に学術団体として認められる会員数100人を年内に達成するとし、その方針として「本学会は、市井の博識と研究者との積極的な混在・刺激を意図しニッポンの『観光学』の深化を図る」ことを確認した。

同学会では今年4月にシンポジウム「フジヤマから瀬戸内」を開催し、瀬戸内が国際的な観光資源であることを発信した。来年は、その成果を具体化しようと広島県尾道市で開催される「海フェスタ」と連携。帆船による瀬戸内航路の再現、尾道市でのシンポジウム開催などに向け今後詰めていくとした。

総会後には、地名から地域の物語を発掘する会員の実践事例が発表されたほか、天満橋・八軒家浜から道頓堀までを大阪水上バスの遊覧船でクルージングした。

購読申し込み
地旅
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ