日本発着で集客成功、日米2社にグランプリ クルーズ・オブ・ザ・イヤー
11/02/01
日本外航客船協会が主催する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2010」の授賞式が12月16日、東京・平河町の海運ビルで行われた。その年に最も魅力的で、かつマーケットの拡大に貢献したクルーズ商品に送られるもので、グランプリや優秀賞の受賞者らが表彰を受けた。
同賞は同協会が創立20周年を記念して創設したもので、今年で3回目。
今年のグランプリは、ミキ・ツーリストと米国のロイヤル・カリビアン・インターナショナルの「レジェンド・オブ・ザ・シーズで航(い)く上海・韓国周遊クルーズ」が受賞した。レジェンド・オブ・ザ・シーズ(7万総トン)初となる日本発着のクルーズで、2航海で3200人が乗船した。11年は4、5月の3航海で4800人の集客を見込んでいる。
優秀賞は読売旅行、農協観光、敦賀市、日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす 人道の港クルーズ 利尻・礼文島チャータークルーズ5日間の旅」と、阪急交通社、全日空、クルーズバケーションの「ANA利用 サファイア・プリンセスで巡るメキシカンリビエラクルーズ11日間」の2商品。「ANA利用―」は、羽田空港の国際線定期便就航をフライ&クルーズ商品に組み立てたアイデアなどが評価された。
そのほか特別賞にはユニークなクルーズを連発するグローバルユーズビューローと、07年の能登半島地震からの復興のシンボルとして今年5月に旅客船岸壁を完成させ、クルーズ船の寄港誘致に力を入れる輪島市が受賞した。
また、俳優の大和田伸也・五大路子夫妻が今年のベスト・クルーズカップル・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、表彰を受けた。