「日本の真価を味わって」 観光庁・溝畑長官が海外へ発信
11/05/10
観光庁の溝畑宏長官は4月28日、東日本大震災に対する海外からの協力への感謝と訪日旅行促進のため、世界各国の観光業界と消費者に向けてメッセージを発出した。
4月12日の国内の観光関係者に発した、今後の観光への取り組みを示した文書に続くもの。日本語のほか簡体字、韓国語、台湾・香港向け繁体字、英語版を発表した。
メッセージでは、大震災発生直後から受けた各国からの支援や励ましの言葉に感謝を示し、日本は経済活動、市民生活、文化芸術などあらゆる分野で復興への取り組みが始まっていることを報告。観光分野でも、多くの地域が災害の影響を受けておらず、今まで通りのおもてなしができることを強調し、常に最新で正確な情報を発信することを誓っている。
最後に、日本は官民挙げて被災地復興への貢献のため、1人でも多く訪日してもらい、日本を楽しんでもらおうという気持ちで団結しているとして、今こそ日本の真価を味わってほしいと訴えている。
観光庁では、東日本大震災による訪日客激減からの復活のため、すでに海外向けの情報発信の強化に着手。今回のメッセージとあわせて、訪日旅行の安全性と魅力を強く発信していく。