JR九州の新幹線CM、国際広告賞を受賞
11/06/24
歩道橋に鈴なりになって七色の紙をかざす人たち、ビニールハウスの屋根に上って旗を掲げる人、バイクのシートに立ち上がって手を振る男性、子どもを肩車したまま駆け出すお父さん、侍の格好や何やら仮装している人々、新郎新婦、学生服姿の女の子、練習中にこっそり手を振る野球部員、マンションのベランダで飛び跳ねている家族などなど――JR九州の九州新幹線全線開業「祝!九州」キャンペーンのコマーシャルがこのほど、カンヌ国際広告祭のアウトドア部門で金賞を受賞した。
全線開業した鹿児島中央駅から博多駅までの区間、新幹線の車両からカメラを回し続けた映像が音楽に乗って流れる。
開業前の2月に、7色にラッピングした特別列車を走らせ「新幹線に向かってウェーブやパフォーマンスをしてください。コマーシャルに映るかもしれません」と呼びかけた。1万5千とも2万人とも言われる人たちは、それぞれが新幹線開通を祝っている。途中、クレジットで駅名が入り、線路沿いからの映像や駅ホーム上の様子なども映し出され、大歓声に沸く博多駅に新幹線が到着する。
百聞は一見にしかず、世界最大級の規模を誇る広告祭で金賞を受賞したのは分かる。映像は、JR九州のホームページで公開されている。
http://www.shuku9.com/cm.html