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外航客船の誘致図る 関西クルーズ振興協議会・総会

11/07/19

関西クルーズ振興協議会(原喜信代表世話人=近畿運輸局長)はこのほど、神戸市中央区の神戸ポートターミナルで2011年度総会を開いた。

同局の村山伊知郎次長はあいさつで、東日本大震災の影響について「今年は大阪にも外航客船の寄港が予定されており期待されたが、さびしいと言わざるを得ない状況に。観光もインバウンドをはじめ目に見えて減少しています」と報告。その上で、「高速道1千円もなくなり、どれぐらいお客が戻ってくるか慎重に対応すべき。先行きは不透明だが、海外には関西は大丈夫、国内にはクルーズの魅力を伝えるなど一致団結で臨みましょう」と呼びかけた。

議案はいずれも承認、可決。今年度は、クルーズセミナーの実施や、モニタークルーズ、外航客船の誘致、内陸部の観光地との連携などに取り組む。

また、大阪港を有する大阪市、神戸港の神戸市は現状と今後の方向性を説明。いずれも大震災の影響で外航客船の寄港のキャンセルがあり、全面的な回復には至っていないが、関西のクルーズ復興に向け、国内外への誘致・誘客活動を強化していく方針が紹介された。

総会前には、海事プレス社関西支局の坪井聖学さんが大震災とクルーズ業界の動向について講演。実際に現地を訪れた感じたことや、業界の対応や今後の見通しを解説した。

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