旅は世界を元気にする JATA旅博で東北支援
11/10/13
「JATA国際観光フォーラム・旅博2011」(日本旅行業協会=JATA=主催)が9月29日―10月2日の4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。今年のテーマは「旅は世界を元気にする」。過去最大となる世界144カ国・地域から700を超える企業・団体が参加し29、30日の2日間、セミナーなどを通じて国際観光のトレンドや東日本大震災後のインバウンドツーリズムを通じた復興支援などについて意見が交わされた。
9月29日の開会式でJATAの金井耿会長は「旅の力で人や社会を元気にすることに力を尽くします。旅で世界を元気にしましょう」と呼びかけた。
式には来賓として秋篠宮ご夫妻が出席。秋篠宮殿下は「観光が平和と国際交流の促進に寄与することに期待しています」などと述べられた。
また10月1、2日は、アジア最大規模の旅行博覧会、JATA旅博が開催され、昨年を上回る11万7千人が来場した。
会場では、144の国と地域が国際色豊かにブースを開設し、ポスターの展示やパンフレットの配布、観光の見どころやトピックスなど最新の海外旅行情報を来場者に発信した。
また、今年は旅行の促進による東日本大震災からの復興を目指そうと、日本国内の観光を紹介する国内ゾーンを大幅に拡大した。県や市町村の観光協会などが多数出展したほか、東北観光推進機構や日本観光振興協会が東北支援ブースを開設。イベントなども行われ、連日多くの来場者で賑わった。