DIOジャパン コールセンター事業が好調
11/11/07
旅行や宿泊予約のコールセンター事業で急成長するDIOジャパン(東京都中央区、小島のり子社長)は11月2日、東京・品川プリンスホテルで設立10周年記念パーティを開いた。取引企業や関係者など200人が出席した。
ホームページの制作・運営や地図検索による集客支援など宿泊業を対象にしたウェブ関連事業でシャアを拡大。最近はウェブとコールセンターの連携による集客効果が注目され、楽天トラベル、ぐるなび、一休、ウィラートラベルなどのコールセンター業務を行うなど、この分野で急成長を遂げている。
コールセンター事業の拡大に伴い、2007年に「どこでも、いつでも、お電話ください」の頭文字から現在のDIOジャパンに社名を変更。最近は旅行関連にとどまらず家電量販店、製薬会社、保険会社、建築業などコールセンター業務の受注を急速に伸ばしている。
同社は、卓球で全国大会優勝の経験を持つ小島さんが25歳のときに創業。社会貢献事業にも関心が強く、創業の地、愛媛県松山市で卓球クラブを運営しているほか、今年9月には地元の強い要請もあり、宮城県登米市に国内4カ所目のコールセンターを開設。東日本大震災後の雇用の創出に寄与している。
小島さんはあいさつで、「10年後の1000億円企業を目指します。卓球でも世界一を目標にしたことで日本一になれました。目標をつくるとなんとか近づけるのかなと思っています」と大胆な目標を謙虚に語っていた。
来賓からは楽天トラベルの岡武公士社長、登米市の布施孝尚市長らが祝辞を送った。このうち布施・登米市長は「登米市へのコールセンター設置は、震災後、宮城県への立地第1号です。英断に感謝しています」と述べた。