韓流クルーズ、２月から九州、大阪に寄港

韓国のハーモニークルーズが2月から、韓国と日本を基点としたクルーズ船の運航を始める。４月26日までの期間に福岡や長崎、大阪などに寄稿する。船内では韓流スターのコンサートなどイベントを計画しており、日本のクルーズマーケット拡大につなげる。

ハーモニークルーズは、韓国初のクルーズ専門会社として２０１０年12月に韓国政府から免許を取得し、このほどイタリアからクラブハーモニー号（２万６千トン）を入手した。日韓の主要港を基点に中国、ロシアなどへのクルーズ商品を計画している。

クラブハーモニー号はコンテナ船を改造したクルーズ船で、船内にはプール、カジノ、劇場、スパ、フィットネスクラブなどを備えている。キャビンは３８３室で1千人を収容する。日本語に堪能な乗員を多数乗せ、日本･韓国料理をベースとした食事を提供する。日本人や韓国人の休暇パターンに合わせた運航スケジュールを立てる。日本での寄港地と寄港回数は福岡18回、長崎15回、別府６回、鹿児島３回、大阪10回。

ハーモニークルーズでは「日韓交流の重要な橋頭堡になることを期待している。特に日本出発の商品では、日本で認知度の高い俳優、歌手など韓流スターのコンサートやファンミーティングなどのイベントも準備しており、日本顧客を積極的に誘致し韓流文化を広めるとともに、日韓観光地の経済活性化にも寄与したい」としている。